田中 宏昌

トライアスロン選手

2003年 MTB-O(マウンテンバイク・オリエンテーリング)ワールドカップ(チェコ)
フリーオーダー 32位 レースリポート 田中宏昌選手のホームページより ショー ト 35位





質問1
いままで最もトレーニングをしていた時期(または、最も成績の良かった 時期)のトレーニング量、またその内容を教えて頂けますか?(距離、時間、年間計画、週の典型的なメニューなど)


かなりいい加減。

距離はあまり意識していない。
心拍数とご相談。
時間は毎日1時間程度をこころがけているが、これは仕事の状況によりけり。
週末は土日のどちらかで長丁場のトレーニング

心がけているのは
無理はしない。
だけど決めた練習は必ずやる。
怠け癖がつきそうで怖いから。

ただし、土日もフルフルにトレーニングすると
かみさんに愛想をつかされるのでバランスが難しい。





質問2
競技以外で忙しい日々において、トレーニング時間を確保し、競技パ フォーマンスを維持する上で、工夫した点がありましたら、教えてください。


そもそも
トレーニング嫌いだし、
きついのも辛いのも嫌い。
だからなるべく楽しむようにしている。
楽しい練習になるよう週末は遊びの要素を入れる。
でも平日は淡々とつまらない練習になってしまう。
市岡君はトラックを走るといいと言ってくれるが
ぐるぐると走るのは耐えられないので私にはできない。

で、心がけていることは

とにかく工夫して時間を作る。
昼休みをズラしてプールに行く、朝1時間早く起きて走る、
(会社では禁止されている)自転車通勤やラン通勤をたまにやる。

練習は量と質と頻度。
忙しいサラリーマンは量をこなすことが難しい。
私は残業が月平均で100時間を超えるほど忙しい職場なので
よけいに量をこなすのは厳しくなる。

とにかく頻度を落とさない。
1日1時間でいいから練習する。1時間ならば何とかなる。
その辺のやりくりは難しいが、サラリーマンならではの楽しみでもある。

それから質を意識する。
今は何の目的で何のトレーニングをしているのか。
体を作っているのか、スピードを付けているのかなどなど
HRMはトレーニングにはかかせない。

考えるということについては
身近に市岡君など
寝ても覚めてもトレーニングのことを考えている
人がいるので話をする機会も多く
ずいぶんと助けられている。
また、レースなんかで速い人に会う機会があれば
どんどん話しかけるよう心がけいる。

それから
レストは重要
オリエンテーリングはそんなに長丁場じゃないから
状況は違うのかもしれないが、
オーバーワークには注意。

MTBのタケヤさんから教えてもらったのだが
朝、目覚め直後に心拍数をはかると
体調がわかるとのこと。
私もたまにやっている。
疲れがたまると、明らかに心拍数がたかくなるので
良いバロメーターになる。

年間を通じたメリハリにも注意している。
オフには大体2ヶ月まるまるトレーニングしない。
さすがに、登山とかで楽しみながら体をうごかしていますが、
あくまで遊び。

あまりにトレーニングしないと
がんばるぞー
という気力が溢れてくる。
私は飽きっぽいのでたまにこういう気分転換がないと駄目みたい。




質問3
現在の日本オリエンテーリング界のトップ選手についての印象をお聞かせ ください。(フィジカル面、競技への取り組み方、意識など)


よくわからない




質問4
2005年、愛知にて、世界オリエンテーリング選手権が開催されます。 世界と戦う日本選手にむけて、何かメッセージやアドバイスがあればぜひともお願いします。


悔いの無いよう
是非ともがんばってください。


(インタビュア・編集:円井基史)

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