市岡 隆興

トライアスロン選手

1998年 東京都トライアスロン選手権(ショート)優勝
1999年 全日本トライアスロン宮古島大会 17位
 2000年 アイアンマン ハワイ大会 100位(9時間43分)
2001年 アイアンマン マレーシア 14位
2001年 アイアンマン ジャパン 9位
2003年 富士登山競走 9位(2時間59分)
2003年 アイアンマン ハワイ大会 120位(9時間36分)
2003年 日本山岳耐久レース 3位(8時間57分)





質問1
いままで最もトレーニングをしていた時期(または、最も成績の良かった 時期)のトレーニング量、またその内容を教えて頂けますか?(距離、時間、年間計画、週の典型的なメニューなど)


2000年 シーズン中 1週間平均 15時間程度 (5〜10月頃の記録による)

(このシーズンの目標レースは2000年10月アイアンマンハワイ大会 → 結果は 総合100位 9:43)


距離
(5〜10月の23週間):スイム200km バイク4000km ラン700km


年間計画
特にないが、10月のハワイ大会に向け、4月(宮古)、8月(スイス)のロングの大会をいれ、また5〜10月の間に6回のミニ合宿を実施した。


週の典型的なメニュー
今見直すと、毎週異なった練習をしているけれど・・・こんな感じの週もあり。
・スイム:週4〜5回 ドリル、スピード練習、イージースイム等 いろいろ (1時間程度)
・バイク:週末1,2回 100〜200kmのイージーなロングライド (3〜8時間)
・ラン :週2回 ジョグ40分  週1回 スピード練(1時間) 週1回 トレイルラン(3時間程度)


通常の一人の練習はイージーが多いが、ミニ合宿などでは、追い込んだ練習をおこなう。
レースに向け、適当な時期に、ハードな練習を計画的に取り入れる。





質問2
競技以外で忙しい日々において、トレーニング時間を確保し、競技パ フォーマンスを維持する上で、工夫した点がありましたら、教えてください。


2000冬、2002冬に異動があり、現在はかなりハードな職場にいます。
そのなか、昨年は久々に良い成績がとれました。

良い結果を残せた要因をあげます。(ちょっと質問の主旨と違うかな)

○ 何が自分に必要か?練習方法をよく考えたこと。

○ 年間を通した練習計画を立てたこと。

(目標のレース時点で最大のパフォーマンスを発揮できるよう計画をたてた。)

練習目的に応じ、長期間、中期間、短期間と成果を出すのに必用な期間が異なるが、それらを考え、年間の中で時期によって、トレーニング内容や、強度を変え た計画を立てた。

練習時間の確保が困難なため、3種目を常に高レベルを維持しようとせず、ラン、バイク、スイムそれぞれ特に強化する時期を分けて計画した。

(高レベルを維持するためには、強度の高い練習をある程度時間をかける必要があり、通常のトライアスリートのように同時に3種目を強化しようとすると、そ れには多くの時間を要してしまう。十分な練習時間の確保が難しかったため、このような方法を選んだ。)

(また、そうすることにより、ハードな練習をシーズン早めから着手することが出来、少ない練習時間で、高心拍のトレーニングを定期的に行うことが出来 た。)


○ 工夫した点?(年間を通してトレーニングを続けられたのは・・・)

平日は仕事中心にして、疲れを残さないよう、無理せずイージーな運動。
土日には、少しハードな運動もいれた。




(インタビュア・編集:円井基史)

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