尾上秀雄
１．来日イギリスチームメンバー
Jamie Stevenson
Daniel Marston
Jon Duncan
Martin Bagness（コーチ）
２．来日日程
11月22日 名古屋空港着
23日〜28日 独自トレーニング
29日 鳳来大会参加
30日 下山大会参加
12月 1日 名古屋空港発
＜日本チーム参加者＞
落合志保子 24日 28日
柳下大 26日
松澤俊行 26日
篠原岳夫 27日 28日
安斎英樹 26日
樋口一志 26日
奥村理也 26日
石井龍男 26日 27日 28日
尾上秀雄 26日 27日 28日
３．合同トレーニング内容
11月24日（月）
日本側参加者 落合志保子
・フリーランニング（70分程度、２回）
11月26日（水）
日本側参加者 松澤俊行、柳下大、安西秀樹、樋口一志、
奥村理也、石井龍男、尾上秀雄
・亀山城址の南側 ２コース（フラグ無し）
・黒坂・切山の南西側 3.0kmミドルコース EMIT使用
・反省会（やまぼうし）
ラップ解析 ルート比較 ビデオ鑑賞
11月27日（木）
日本側参加者 篠原岳夫、石井龍男、尾上秀雄
・中日新聞取材（新城通信局：大森氏、尾上対応）
→29日朝刊に写真入り４段記事
・ルートチョイス練習（黒坂・切山の北側）
7.5kmロングコース
・観光（豊川稲荷）
・GBRのビデオレポート作成対応（尾上受け）
日本のコーチとしてGBRチームにアドバイスを
WOCのイベント開催での一番の狙いは？
日本チームの夢は？
11月28日（金）
日本側参加者 篠原岳夫、落合志保子、石井龍男、尾上秀雄
・亀山城址の西側 ２ループのリレーコース 3.75km
合流点にEMIT設置
11月29日（土）
鳳来イベント（スプリント）に参加
合同ミーティング（19:00〜21:00 於：愛知野外教育センター研修室）
当該センターに宿泊中の大学生も含め全部で約２５名が出席。
（通訳：尾上、山本英）
・日本でのトレーニングで得たもの、感想など（４名からそれぞれ）
・出席者からのＱ＆Ａ
・当日のスプリント競技のルート解説（ラップ＆地図、プロジェクタ使用）
11月30日（日）
下山イベント（ロング）に参加
会場にて各選手が個別に交流（ルート比較など）
４．会計報告
（収入）参加費 8000円
（支出）地図代 5000円
コピー代等 600円
宿泊費補助 2400円
※EMIT資材一式はEMIT協会のご好意により無償で借用した。
５．合同トレーニング期間中の尾上メモ
◇WOC2003でのメンバー＆走順の決め方は？
・スイスでの選考会などで３人が決まったのは５月頃
・走順は、Jamieがまずエースとして３走が決定。次に２走の方が自分でのオリエン
テーリングが必要だということでJonになる。一方Danは１走の経験が豊富なので
両方の理由から決まった。
◇仕事と休みについて
・夏は５週間休める。
・１日に１時間ずつ余分に働いて隔週金曜日を休みにしてもらい３連休を作っている。
◇チームの予算
・政府のスポーツ基金を使わせてもらっていた。オリンピック以外ではウォータース
ポーツとオリエンテーリングだけだったが、それも打ち切られた。従って今回は
メダリストの３名しか来られなかった。今は限られたスポンサーから小さな特典を
受けているのみ。ウェアにロゴをつけて食事を只にしてもらったりウェアの割引を
受けている。
◇ドーピングに関して
・コーチだけでなく選手にもリストが回り徹底している。
・いろいろなスポーツ団体にドーピングの話をしている人がオリエンティアにも話を
しに来たことがあるが、そのときの応対で改めて、オリエンティアの知的レベルが
高いことが認識された。
◇５つ指ソックス
・WOC2005ロゴをつけたら絶対売れる
◇日常のトレーニングについて
・山でのトレーニングがほとんど（80%）でトラックではあまりやらない。
ロードでやるときは地図を持ってスプリントを意識して走る
・日本チームも平日に山に入る機会を作ると良い
（夜しかなければヘッドランプをつけてでも）
◇日本のテレインに関して
・すばらしいテレインだ。黒坂・切山は地図もすばらしい
・タフだがスコットランドに似ていてGBRの好きなテレインである。
・笹が見た目よりは軽くて走れる 夏場はどのくらい茂るのか？
隠れている倒木などは仕方がない
・同じ方向への枝尾根の分岐には注意が必要（実際に尾根たどりには苦労した様子）
◇WOCの準備
・毎年何度か開催国に出かける。日本は何度も来られないが。
◇食事について
WOC期間の食事は特別なものを用意するのか？
・特に問題ない ベジタリアンはいるけど
◇チームの目標設定
・スウェーデンのコーチが来た時の話
最初は「目標は優勝」と言われて、みんな最初は冗談だろうと笑った
「入賞が目標なら、全員が良い方のレースをすれば銅メダルに手が届かないか？」
→確かに、そういわれれば何とかなるかも。
「銅メダルと金メダルは時間にしてどのくらい違うののか？」
→１分程度の差。
「それなら金メダルだって狙えるのでは？」
→納得。